黒留袖の比翼地~ブログ 「着楽にいこうぜ!」

黒留袖の比翼地

 黒留袖の比翼地

   (#173・2010年11月20日)

このところ結婚式でお召しになられた、黒留袖のお手入れ(クリーニング)を良くお預かりします。


一番に表地、裏地のカビや汚れと、全体の状態を細かく確認します。 衿などは、ファンデーションや肌の脂分で汚れると白くなるのでよく目立ち、わかりやすいですね。


5つ紋付の黒留袖は、本来は白い下着を重ねて着用しますが、最近は下着を着ているように見せる仕立て方をすることが多くなりました。 この下着の生地を比翼地といいます。 


着姿は、このように衿だけ白い比翼地が見えます。

黒留袖着姿

裾の内側にも付いているのですが外からは見えません。

留袖の内側

長年保管されている間に、【着物】は湿気によって若干縮んできます。 比翼地に化繊を使われている場合など、表地と縮み方が違うため裾からこの比翼地が出てくることがあります。

黒留袖の裾

このように本当は見えない比翼地が着物の裾から出てしまっています。


お手入れ(クリーニング)の時に、

①比翼地の出方が少ない時は表地の縮みを修正して納める。
②比翼地をはずしてもう一度付け直す。

の2つの方法がありますが、①の方法だと一時的には直りますがまた縮むことがあります。 根本的な修正には付け直されるほうが良いようです。


タンスを開けられた時や着装してしまわれるときに、黒留袖の裾のチェックもして下さいね。 以外に気がつきにくい点で、知らずに着装されていることも多いようです。


Tag: きものお手入れ

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