ブログ 「店主の日々」 身に合った寸法と和裁士

身に合った寸法と和裁士

 身に合った寸法と和裁士

   (2010年7月21日)

4年前、友人の妹さんから「和裁の仕事をしたいのですが、どこか紹介していただけませんか?」と頼まれました。


その方は、大学を出られたところでまだ22歳、「他にも就職出来るのではないですか? 和裁の仕事を覚えるには約6年かかりますよ」と申し上げたのですが、おばあ様に和裁の手ほどきを受けておられ、「どうしても和裁をきちんと学びたい」と意思が固く、日頃私がお世話になっている和裁士の先生にお願いして、研修先を紹介していただきました。


それから早や4年、和裁士国家検定2級、職業和裁検定2級に続けて合格し、このたび全国和裁技術コンクールで第2位の経済産業大臣賞を受賞されました。


年の離れた妹のような存在で、どこまで続くかと内心心配していたのですが、よくぞここまで頑張られたと嬉しくなりました。



和裁教科書

これは、和裁の教科書と二尺さしで、寸法を割り出すための必需品です。


身長や体型、好みに合わせて、着やすい寸法を決めていきます。


「きもの」の中でも、振袖や留袖、訪問着など白生地をきものの形に仮縫いした後、絵画を描くように柄付けする『絵羽』といわれるきものは、標準寸法を基に柄付けされており、ヒップ廻り100cm位に合わせて作られています。


昔はそれぞれの体型に合わせて、柄を描いて作られたものですが、最近は「きもの」にあわせて着るようになってきました。


それゆえ、「きもの」が着にくいものになっています。


それぞれの体型にあった「きもの」は着やすいのですが、着る頻度が少なくなり1枚のきものを長い期間使うため、体型の変化もあり着やすい寸法で作ることが難しくなっています。


私たち呉服店は、お客様の要望やお召しになる度合いを考え、身に合った寸法でできるだけ着やすい「きもの」作りを心がけています。


一度「マイサイズ」のきものを着ると、その着やすさに驚かれるかも知れません。まずは、ゆかたや小紋、紬など柄あわせのないきもので、ぜひ「マイサイズ」を体験してほしいです。


Tag: マイサイズ

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