きもの菱屋 足袋豆知識!!

足袋豆知識

着物(きもの)豆知識! 【足袋編】


1.いつもきれいに! かんたん、楽ちん、足袋のお手入れ‼

足袋

 足袋は履くたびに裏が汚れてしまい、家で洗ってもなかなかきれいになりません。こんな経験ございませんか。

そこで、足袋のお手入れの裏技をひとつ。
 足袋を履く前に、足袋裏にスプレーのりを吹き付けておくと、洗濯したとき汚れが落ちやすくなります。 すぐに履かれる場合は、スプレーのりをふきつけてから、アイロンをかけておくとよいです。

一度お試しくださいね!


2.知ってる! へえ~、足袋のはき方‼

足袋の履き方1

 足袋のかかと部分を約3cm折り返し、両手の親指で2~3回横に引っ張ります。

足袋の履き方2

 腰を落とし、左右の親指で、折り返したかかとの部分を持ち、足袋をしっかりと引っ張るようにし、つま先をいれます。

足袋の履き方3


 足を全部入れた後、かかと部分の足袋をしっかりと引っ張り上げます。

足袋の履き方4

 折り返し部分を上げます。その後、甲の縫い目(足袋の中心の縫い目)を親指側に引っ張るようにすると、指の間が痛くならず、足袋にシワも寄りません。

足袋の履き方5

 かかとを畳や床に着けてつま先を浮かせ、いちばん下のこはぜから掛けます。このときアキレス腱にあたる部分の生地をしっかり中に入れ込むようにします。

足袋の履き方6


 こはぜを全部掛けたら足に体重をかけ、身体に足袋をなじませます。

当店のお客様では、足袋をきちんと履くと、自分が思ってるよりも以外に小さい寸法の足袋がぴったりと足に合うということがよくあります。当店では試し履き用の足袋をご用意しております。足に合った足袋をお探しのお客様は一度お声掛けくださいませ。



3.どれがいいの!? こはぜの数…足袋を買う時‼


足袋のこはぜ

 昔は、こはぜではなく紐がついた足袋でした。
現在は履く人の体型や目的に沿うよう、こはぜも2枚から6枚までありますが、4枚こはぜが一般的です。

 5枚こはぜ…日本舞踊などの踊りをされる方、背が高くて大柄な方におすすめ。関西では正装には5枚といわれます。足首が深く覆われ、脛(すね)が見えず姿が美しいといわれますが、足首を圧迫し長い時間の正座にはつらいことがあります。
 3枚こはぜ…お茶の方におすすめ。浅いため足首にやさしく、長時間の正座も楽です。
 2枚こはぜ…歌舞伎『助六』の助六は今でも2枚こはぜとか。
 6枚こはぜ…昔の職人さんが使われていたとのことです。

体型や目的により、こはぜの数は変わります。
迷われたら、一般的な4枚こはぜをどうぞ!


4.あらっ こんなところにも! こはぜの情報‼

足袋のこはぜ足袋のこはぜ

 足袋のこはぜには、意外にいろいろな情報があります。

 こはぜに数字や名前を入れることがあり、誰の足袋か、また左右の組み合わせなどがわかります。かつて、芸妓さんが一度に数枚洗濯をした時、組み合わせがわかるように、名前を入れたことに由来しているそうです。

 既成品でも、型や寸法などの情報が記されています。右と左どれが組み合わせかわからないときなど、参考にして下さい。

誂え足袋はもちろん、既製品でも…足袋専門店では名前を入れて下さいます。

5.どこに気をつけよう!? 上手な足袋の選び方‼

  • 美しい足袋とは、シワが出ず、足にぴったりとしたものをいいます。
  • 楽に履けることが第一で、足が小さく細く見えることが大切です。
  • 足に合った足袋というのは、ちょうどサポーターをはめた感じとでもいうのでしょうか。
  • ストッキングなどに慣れている足には足袋のフィット感は、少しきつく感じるかもしれませんが、長時間履いているとそれが逆に足を固定し、気持ちよく感じられるものです。

    足袋
    足袋

    ① 指が余っていませんか、きつくないですか
    ② 甲が余って、だぶついていませんか
    ⑦ 留め具が足に合っていますか
    ⑧ 足首がきつすぎないですか



    ③ 指が曲がっていませんか
    ④ 足底が大きすぎませんか
    ⑤ かかとが合っていますか
    ⑥ こはぜがゆるくないですか

    足袋専門店では...同じサイズでも、幅の細い足袋から広い足袋まで数種類が用意されています。試し履きができるのも良い点です。

    当店では...足を下から包み込んでほっそり見せるデザインが特徴の「白鹿」の足袋を扱っています。
    足袋の型は...菊型=少し細目から少し幅広まで対応できる普通型
              梅型=底巾、足首ともゆったりした型
              蘭型=底巾、足首とも狭い極細型
    試し履き用の足袋もご用意しております。



6.きれいになる?! 足袋の洗濯と干し方‼

   《 洗濯の仕方 》

  • 足袋は手洗いすると、型崩れせず、長持ちします。
  • 汚れが固まらないうちに、洗剤を溶かしたぬるま湯にしばらく浸します。
  • 底地は歯ブラシなどで洗います。
  • すすぎを良くして洗剤を残さないことと、陰干しが黄ばみ防止のポイントです。
  • 洗濯機の場合は、底を歯ブラシで洗ってから、ネットに入れて洗いましょう。

       《 干し方 》

  • 干す時は、湿っている間に、下の①~⑥の順に表向けのまま陰干しして下さい。
  • 綿底の場合、底地を良く伸ばさずに乾燥させると足袋が縮んではきづらくなります。

足袋の干し方
足袋の干し方

①...底地を横に伸ばす
②...指先と踵(かかと)を持って底地を縦に伸ばす
③...立甲の縫目を揃え引き伸ばす


④...足首の廻りを伸ばす
⑤...手で叩き底地、表地のシワを伸ばす
⑥...手を入れて形を整え、膨らんだ状態のまま、掛け糸に洗濯バサミを止めて干す


7.どうかける?! 足袋のアイロンの掛け方‼

  • 足袋は履くとシワが伸びるので、基本的にはアイロンの必要がありません。
  • 綿100%の白足袋に限りシワが気になる場合は下の通りアイロンを掛けて下さい。
  • アイロンの温度を高温にして、生地を焦がさないようすばやく掛けて下さい。

足袋のアイロンの掛け方

足袋のアイロンの掛け方

①(内甲)掛け糸の付いた方を上にして、
      立甲から掛け糸に向けて掛ける
②(底地)底地の回りを足袋を回しながら掛ける
③(親指)指先を一度アイロンで押さえてから
      改めて踵から親指へ向けて掛ける


④(外甲)指先からアイロンを掛け、
      足首を残し半分の処で立甲へ抜く
⑤(足首)底の方から足首へ向けて掛ける
⑥(かかと)アイロン台の角を使ってこはぜの所
       を掛ける


8.何色がいい?! 色足袋・柄足袋‼

男性用・色足袋


女性用・柄足袋
女性用・色足袋

   《 男性用 》

  • 黒紋付には、白足袋です。
  • 黒紋付以外は、繻子地黒足袋やキャラコの紺足袋ですが、抹茶、茶、グレー、墨色や縞柄足袋、小紋柄足袋もあります。
  • 底地は白が基本ですが、黒地や他の色も別注で可能です。


    《 女性用 》

  • 基本は白足袋です。
  • 柄足袋は以前は芝居用でしたが、小紋や紬などお洒落着には、いろいろな柄の柄足袋も好評です。
  • また、手持ちの布で足袋を作ってもいただけます。

9.あると便利! 足袋入れ‼

足袋入れ

  • はき替えの足袋を入れる袋です
  • お茶席に伺う時や雨降りの日など、替え足袋が必要な時に便利
  • たたんだ大きさに合ったもので、出し入れがスムーズにできるものが使いやすいです
  • きものの残布などでも作れます

10.足にぴったり!! お誂え足袋‼

  • 足袋専門店では、足に合わせて「お誂え足袋」を作っていただけます。
  • 外反母趾の方、左右の足の大きさが違う方、足の指が長かったり足首が大きい方など既製品の足袋では足に合わない方には「お誂え足袋」がおすすめです。
  • 当店では、昔ながらの方法で足袋を作られる京都の「植田貞之助商店」をおすすめしています。

文尺(もんじゃく)

① 文尺(もんじゃく)
木槌打ち

② 仕上げ(木槌打ち)
お誂え足袋袋

「植田貞之助商店」 植田勝也さんのお誂え足袋
《 特徴 》

  • 祇園など花街の芸妓さん舞妓さんの誂え足袋を数多く作られています
  • 採寸は江戸期から使われている足袋専用物差し「文尺(もんじゃく)」と手作りの紙巻尺を使い、細部まで含め約10か所はかります
  • 足袋の生地は光沢と質感が美しい最高級のキャラコを使用。
  • ドイツ製の特殊なミシンを使い、こはぜの部分には2度ミシンを通すなど丈夫さも大事にしています。
  • 仕上げは、木べらで縫い目を柔らかくし、桜の木の台で木槌で叩くことにより布がなじみ硬さがなくなります。
  • 裁断からミシン掛け、こはぜの名入れ、木槌での仕上げまでひとりで作り上げます。
  • 足袋の型紙は植田さんの仕事場に保管されており、追加注文も安心です。
  • 誂え足袋を作られた方は、型紙がありますので、手持ちの布でオリジナル足袋を作ることもできます。

お誂え足袋

植田貞之助商店のホームページはこちらからどうぞ
要予約の上、仕事場に伺うとお誂え足袋を作っていただけます。


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