羽織の役割 ~ 「着楽にいこうぜ!」

羽織の役割

 羽織の役割

  (#286・2011年03月13日)

早い桜

東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、

被災された方々にはお見舞い申し上げます。


連日の報道で、人間の無力さを感じずにはいられません。

この数日は落ち着かず、ブログには何を書こう?

大変な思いをされている方々の事を見聞きし、

のんきに着物や日々の暮らしを書いていていいんだろうか?

何が出来るか?しなければいけないことは?などと考えてみました。


しかし、

今の私に出来ることは、日々頑張っている姿をお伝えすることぐらいです。

今日からまた着物に関するブログを再開させていただきます。

■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■

昨日ご来店されたお客様が、「羽織はいつ、どんな時に着るんですか?」
と尋ねられました。


「以前は、着物の上に羽織を着て、その上にコートを着るという姿で、

洋服でいうとチョッキやカーディガンがする防寒の役割」ですね。


今は、羽織を着ないで、コートだけという方も多いです。


それと、黒紋付などは羽織を付けることにより帯付きの姿よりも格があがります。


ということをお伝えしたものの、最近羽織をご用命の方も少なく、もう一度確認の意味でいろいろ調べました。



羽織の起源は元々、安土桃山時代から戦国武将が戦場での防寒着として陣羽織として着用されたことに始まるようです。

男性の紋付羽織袴は今でも正装であり、きちんとした場所には着流しではなく、羽織を着用します。


女性の羽織にはいくつか種類があり、

以前入学式や卒業式でよく目にしていた、黒紋付羽織や背中に柄を描いた絵羽羽織、色の入った色紋付羽織を本羽織と呼び、

小紋や紋のない色無地でも、本羽織をはおれば準礼装となり、

格を高める役割があります。


他にも小紋などの柄物で作られた、中羽織や茶羽織は防寒やちりよけといった実用性を持っています。


また、コートは玄関先で脱ぎますが、羽織は室内でも脱ぐ必要がなく、寒暖の調節や装いに変化をつけるため、コート代わりにも使われます。


「帯結びが上手でなくても羽織で隠せるから」、「着物と同じくらい羽織の数がある」ということを良く伺いましたが、

私の記憶では、祖母が通夜や葬式、法事の際に無地や喪服の上に着ていたことと、外出の際に羽織っていたこと。

母が入学式に着ていたことぐらいですね。


今日お尋ねになられたお客様も、


入学式でのお母様の黒紋付羽織姿が思い出に残っており、

「出来れば娘様の入学式にも着ていきたい。」と言われたので、

お母様の黒紋付を仕立て直しして使えますよと申し上げました。


タンスに眠っている羽織、上手に活かしてみませんか?


Tag: しきたり

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