着物(きもの)を着る時の手順がわかる 着付け豆知識!!

着付け豆知識

着物(きもの)豆知識! 【着付け編】


0.さあ 「 きもの 」 を着ましょ! 着付けの心構え

着付けをするときに大切な心構えを3つ!

  • 基本の「 き 」! 着付けは 【 下 】 から!!
    ・まず足袋(たび)を履く ・裾除け(すそよけ)をつける ・肌襦袢(はだじゅばん)を着る…
  • 基本の「 ほ 」! 本来は 【 左 】 が上!!
    裾除け、肌襦袢、長襦袢、きもの、帯締め、帯揚げを体に巻くときや結ぶときは、
    を上に合わせます
  • 基本の「 ん 」! ん~っ これでOK!  仕上がりの確認は 【 中心 】 を大切に!!
    着付けの最後に、衿元&帯揚げの結び目&帯締めの結び目が一直線になることを確認!!

この「 き・ほ・ん 」を念頭に置いて着付けのポイントを下の順番でご案内いたします。

① まず足袋(たび)を履く
② 裾除け(すそよけ)を付ける
③ 肌襦袢(はだじゅばん)を着る
④ 補整(ほせい)をする
⑤ 長襦袢(ながじゅばん)を着る
⑥ 着物を着る
⑦ 帯を結ぶ


1.足袋から…どうして?

① まず足袋(たび)を履く

足袋の履き方6

着物(きもの)を着る時、なぜ足袋を一番に履くか...

実は、着物(きもの)を着終わってから足袋を履くのは大変です。
帯が邪魔をして前かがみになりにくいのと、
無理をすると着くずれる原因になります。
まず最初に足袋を履いて、きものを着る『心の準備』をしましょう。

足袋を履くときは、『上品さ』を気にせずに
床にお尻をドンとついて、ラクな姿勢で履いてOKです。

※ 足袋の履き方は こちら をご覧ください


2.ただ巻くだけじゃないんだぁ!? 裾除け!

② 裾除けをつける。

  • 裾除けを普通に巻くと、裾がひろがってしまいます。
  • きれいな裾すぼまりにするためには
    1.裾除けを後ろから当てて、上前(うわまえ・左手に持った部分)を右足の斜め前ぐらいを
    目安に決めます。

    ボディは見えてる側が、前です。

    裾除けの付け方2
    2.下前(したまえ・右手に持った部分)を身体に巻きつけた後、端を上に引き上げます。

    裾除けの付け方3
    3.上前も床と平行に身体に巻きつけた後、端を上に引き上げます。

    裾除けの付け方4
    4.下前の端を外側に三角に折り返し、⇒

    裾除けの付け方5
    4.紐を後ろに回して交差、前で留めます。


3.「チラッ」と見えないように気をつけて!! 肌襦袢!

③ 肌襦袢を着る。

肌着後姿 衿元

肌着前姿

  • 肌襦袢を意識しないで着ると、衿元や衣紋から肌襦袢の衿が見えてしまうことがあります。
  • 肌襦袢もしくは着物スリップなどの下着類は、衿ぐりをなるべく大きく着て、完全に隠れるように心がけて下さい。
  • 必ず左を上にして重ねて下さい。

4.「くびれ」は禁物!! 理想はずんどう! 補整しましょう。

④ 補整をする。

  • きもの姿をきれいに見せるためには、
    体型をなるべく茶筒のような寸胴(ずんどう)にすること。


  • くびれやへこみを埋めて、なだらかな形を作って下さい。

  • 市販の補整具を使用すると、簡単に補整ができますが、
    家にあるタオルや日本手ぬぐい等でも代用できます。

着付け補整
拡大は 図(⇑) をクリック

  • 肩下のくぼみと胸の補整
    日本手ぬぐいを四つ折り、または薄いフェイスタオルを縦三つ折りにし、V字形にして肌襦袢の上に当てます。

  • ウエストのくぼみ
    フェイスタオルを縦二つ折りにし、腰ひもを前から後ろに回し、交差させた後、前で腰ひもをからげて両端をはさみ込む。

※ 市販のものは、こちらをご覧ください。


5.キッチリ着ましょう!! 長襦袢!

  • 着物をはおると見えないから…と何気なく着てしまうと、着くずれの原因に。
    長襦袢という土台がキッチリしていると、上に沿うきものもきれいに着られます。

    ⑤ 長襦袢を着る PART1

  • 長襦袢に袖を通したら、背中心が真ん中にくるようにします。

袖山  袖山2


  • まず袖山をさがし、左右均等の力でピッと引っ張ります。

衿先   衿先2

  • 確認の意味も兼ねて、左右の衿先または半衿を合わせてみます。

  • ピッタリ合えば、背中心が体の真ん中にきています。

⑤ 長襦袢を着る PART2

  • 背中心が真ん中にきたら、次は衣紋(えもん)を抜きます。

衣紋1

衣紋2



  • 衣紋は、にぎりこぶし一つ分程度あけるのが基本です。





  • やせている方やショートヘアの方は、やや詰め気味に。

  • ふくよかで体格の良い方や衣紋に髪がかかるような髪型の場合は、少しゆったり目に。

  • 普段着物(きもの)は詰め気味に、よそゆきは抜き気味に。


    体型や髪型、着物(きもの)の種類を考慮して、        バランスよくしましょう!!

⑤ 長襦袢を着る PART3

  • 背中心が真ん中にきて衣紋を抜いたら、長襦袢をキチンと着ていきましょう。

長襦袢

長襦袢1   長襦袢2


長襦袢3   長襦袢4
クリックすると、拡大画像が見られます。

長襦袢5


長襦袢6

  • 抜いた衣紋をくずさないように気をつけながら、喉のくぼみ下あたりで衿を合わせます。
    (必ず左を上に!!)




  • 腰ひもをバストの下にあて、後ろへ回します。
  • 背中で交差させたら少し下にずらして前に回して結び、腰ひもの端を挟みこみます。




    ☆脇の始末をします。
  • 後ろ身頃を前にひきます。
  • 前身頃をその上にかぶせます。
    ☆こうしておくと手を上げても中が見えません。




  • 腰ひもの下から、背縫いを下にひいて空気を抜きます。






  • 伊達締めをしめたら、長襦袢のできあがり!!

6.いよいよ!!  着物(きもの)!

最初は慣れなくても、何度か着るうちに体になじんできます。
やっぱり、回数は結構大事です!! 一回でも多く練習してみましょう!!

⑥ 着物(きもの)を着る PART1

  • まずは、着物(きもの)を上手に羽織りましょう。

背縫い延長の衿 背縫い延長の衿 



背縫い線 延長の衿部分…①

  • 背縫いの延長の衿①を持つと、きものは左右対称になります。

掛け衿 掛け衿 



左右両方の掛け衿の縫い目…②

  • 左右両方の掛け衿②を片手で持ちます。

後姿1 後姿2

  • 片手で持った掛け衿②を背中に回し、両手で左右の掛け衿②を持ち直し、広げます。
  • そのままスルスル(しずしず)と上げていき、肩にあずけます。

袖


  • 長襦袢の袖(たもと)を持って、着物(きもの)の袖に通します。

着物(きもの)を羽織る…たったそれだけのことですが、
洋服の上着のように勢いよくブンと回して袖を通さずに
【上品に】【しとやかに】を意識して、挑戦してみてください。


⑥ 着物(きもの)を着る PART2 

  • 着物(きもの)を羽織ったら、次に着丈を決めましょう。

上前



左手で持っている方が【上前】になります。
最初に【上前】をきちんと決めます。

  • まず、裾の線(長さ)を決め、
    端の線①と左脇縫いの線②が
    前から見て左右対称になるようにします。

下前1 下前2



次に、右手に持っている【下前】を決めます。

  • 床線スレスレに【下前】を体に巻いていき、
  • 【下前】の端 *衽(おくみ)を手幅ひとつくらい上げます。

   こうすることで、裾すぼまりになります。

下前3


  • 上げた【下前】を落とさないように、
    左手のひじ☆で押さえ、
    【上前】をかぶせ戻します。

画像の説明 画像の説明 画像の説明



かぶせ戻した【上前】を右てのひらで押さえます。
左手が自由になるので、左手で

  • お腹部分のシワと
    腰部分のシワをなで上げます。

腰ひも1 腰ひも2



シワがなくなった腰回りに、腰ひもをしめます。

  • おへそのした辺りから、腰骨の上を通って背中で交差するときに左右にキュッとしめ前に回して留めます。
  • 着くずれ防止のため、前より後ろが高くなるようにしてください。

    腰ひもベルトを使用すると、ラクです。


ここまでで、下半身が終了です。
この時点で、腰から下を完璧に決めてしまいます。
鏡を見て、前と後ろの【着丈】、【裾すぼまり】になっているかどうか…などを点検してください。


⑥ 着物(きもの)を着る PART3 

  • 下半身が完璧になったら、上半身を整えていきます。

身八ツ口

脇から下のあいた部分を【身八ツ口(みやつくち)】とか【身八ツ(みやつ)】といいます。

  • 身八つから左右の手を入れ、おはしょりを全部下におろします。

抱き幅1

おはしょりがきれいに下りたら、抱き幅合わせをします。

  • 左手で下前の衿を持ち⇒②、
    右手で上前の衿を持ち⇒①、
    一度首もとで左右に引き合います。

抱き幅2



  • 次に、今度は胸の高さで、左右の衿を引き合います。

抱き幅3


  • 最後に、おはしょり部分を左右に引き合います。

この三段階の動作をすることにより、上半身にきものがピッタリと沿います。


⑥ 着物(きもの)を着る PART4 

  • 衿元を決めながら、おはしょりの処理をします。

コーリンベルト1

下前の衿にコーリンベルトを留めます
分かりやすいように下前を外に出していますが、
本当はコーリンベルトを左の身八つから入れて上前の衿の中で行なう作業です。

  • 留める位置の目安としては、バストと腰骨の真ん中あたり。
  • 留め金部分が少し下向きになるように留めるのがコツです。

三角の処理

大事なポイント!
   三角の処理をします。

  • 留め金の下の部分をお腹の方に持ち上げ
    右の腰骨に向けて変形三角を作ります。

こうすることで、
おはしょりが上前だけになり、スッキリします。

コーリンベルト後ろ姿 コーリンベルト留め位置 

  • 背中を通り、左右の留め金を同じ高さに留めます。
  • この時も、留め金を少し下向きに留めます。

コーリンベルト姿



できあがり姿です。

中で三角の処理をしているためおはしょり部分が上前分だけになり、着姿がスッキリとします!!

☆の線=衽線(おくみせん)が一直線になっていると、きれいに着られている証拠です。


⑥ 着物(きもの)を着る PART5

  • 衿元の決め方は。

年齢・体型・着物(きもの)の種類などによって、衿合わせの角度や半衿の出し方が違います。

衿合わせ1

若い方の衿合わせ
喉のくぼみのすぐ下辺りで合わせます。

衿合わせ2

40代以降の方
喉のくぼみから3センチほど下に合わせるとゆとりのある印象になります。


半衿1

  • 背中心では、半衿が見えないように
    『着物(きもの)』が2ミリほどかぶった状態。
  • 耳の下あたりから半衿を見せていきます。

半衿2

  • 半衿を出す目安は、
    人差し指の第一関節ぐらい

      ☆ 礼装(留袖・振袖)や準礼装(訪問着・付け下げ・色無地など)の場合、
         半衿を多めに出す方が華やかに見えます。
      ☆ 小紋や紬など、気軽に着るしゃれものを着る時は、
         半衿を少なめにすると、すっきりとした印象になります。

以上で、着物(きもの)が終了です。
何度も着てみて、着物(きもの)に慣れてくださいね。


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