ブログ 「店主の日々」

きものの奥深さ!(1)

 「きもの」の奥深さ!(1)

   (2010年6月11日)

今日も、6月とは思えない程いいお天気で、暑かったものの湿気が少なく過ごしやすい1日でした。


今日は外廻りの後、ご来店予定のお客様を待つ間に、仕立て直しの単衣の大島紬を解きました。

ほどいた大島紬

私は、呉服業界に入って23年ですが、「きもの」の世界は奥が深く、常に向上心を持って勉強しているつもりでも、知らないことの方が多く日々勉強です。


そんな驚きの世界の一つが、仕立てに関することです。


「きもの」を解くと、どのように縫い合わせてあるか、衿の付け方や裾の始末、地の目が通っているかなど、仕立てられたきものが多くの事を教えてくれます。


そんな、仕立ての勉強のためにも、ときどき自分で「きもの」の解きをします。


今回のきものは仕立てられてから約30年が経過していました。


「きもの」の縫い糸は20~40年位で劣化すると思われます。解いていく内に糸がプツッと切れ、弾力がなくなっているのがわかります。


ですから一度も袖を通していないきものでも、「着たらほころびてしまった。」ということがあります。


昔は、和裁が必修だったので、みなさん家で縫い物をされていました。


ひとシーズン着たきものは、解いて洗い張りをし、干して乾かした後に仕立て直しをして、また着たものです。


私も、祖母が縫い物をしていたことを覚えています。


最近は、和裁の心得のある方が少なくなりました。また、ミシン仕立ての物が増え、仕立てに対する理解も少なくなってきました。


和裁士の検定試験では、長着(きもの)を8時間で縫いあげるそうです。


私は縫うことはできませんが、昔ながらの仕立ての技術に支えられ、お客様に「着やすいきもの」を提供できることをうれしく思います。


お客様に「着やすいきもの」をお届けするため、体型や生活体系を考慮し、身にあった寸法を割り出すことを常に心がけています。


要望を聞き入れ、きちんと仕立てて下さる和裁士の方には、感謝の気持ちでいっぱいです。


「きもの」の世界は小宇宙です。まだまだ奥が深くおもしろいです。


Tag: 仕立て

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional