ブログ 「着楽にいこうぜ!」 きものお手入れ・「カビ」による変色

きものお手入れ・「カビ」による変色

 きものお手入れ・「カビ」による変色

   (2010年9月27日)

今日はこのホームページを見て、黒留袖のお手入れを持ちこまれました。


胴裏の変色


作られて25年、先日初めて着ようとしたら、胴裏が茶色く変色。
比翼地は化繊のため白いままでした。


「手直しする間がなかったのでそのまま着ました。これから着る機会があるので、きれいにしていただけますか?」とお持ち下さいました。


表にも点々と「カビ」による変色がありました。


この原因は、出番が無く、タンスにしまいっぱなしだったため、湿気により「カビ」が発生し茶色く変色してしまいました。


これを、きれいにするためには
① ほどかずに、丸洗い、抗菌加工、表地変色修正、胴裏だけ交換。
② ほどいて、解き洗い張り、抗菌加工、表地変色修正、胴裏を交換して仕立て直し。
の二つの方法があります。





というわけで、今回は②の方法で加工を承りました。手順としては・・・

  • ほどいて、水と洗剤を使い洗い張り。カビも洗い落します。
  • カビ菌は高熱に弱いため、約70℃で熱処理しカビ菌を殺します。
  • 表地の変色部分を専用の溶剤を使って一つずつ、黄色い変色をきれいにします。
  • もう一度、ゆのしをして生地の幅を揃え、縦横の生地の目を整えます。
  • 裏地を新しいものに交換して、仕立て直し。

期間は約3カ月かかります。


長く上手にお使いいただくためには、タンスに風を通すなど「きもの」を湿気から守る作業が必要です。


またきれいにした【きもの】は、「カビ」の付いた【きもの】とは分けて収納して下さい。


Tag: きものお手入れ

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