「お手入れ」を頼む時に大切なこと ~ 「着楽にいこうぜ!」

「お手入れ」を頼む時に大切なこと

 「お手入れ」を頼む時に大切なこと

 (#326・2011年04月22日)

毎週、金曜日に京都から悉皆屋さんが店に立ち寄ってくれます。


ひとつ、ひとつの商品について加工の内容の指示、出来上がりの確認を行います。


加工上がりの商品の内、古いシミや黄変などがあるものはどこまできれいにするか?ということが問題です。


古いシミや黄変は変色した部分を薬品を使って漂泊させ、変色を取り除きます。その時に染めた地色も抜けてしまうので、色が抜けた後、地色と同じ色を挿して手を加えたところを分からないようにします。


難しいのは、変色した部分をどこまで色抜きするか、また元の色と同じ色に合わせて色挿しをすることです。


シミ抜きを持ち込まれる方は、付いたシミをベンジンなどの揮発を使って簡単に落とせるように思われてる方が多いようですが、実際は高度な技術と経験が必要な作業です。


全ての商品が完全にきれいになってくれば問題ないのですが、職人さんの腕とモチベーションの高さにより出来上がりは大きく違ってきます。


Aさんではどうしても落とせないものが、Bさんなら落とせる。しかし加工賃がAさんは安いけれど、Bさんは高いというように腕と共に加工賃も高くなっていきます。


着物や帯の手入れを頼まれる時に大切なことは、

  • どこまできれいにしたいか
  • いくらまで加工賃をかけてもよいか
  • 時間的なゆとりはどうか

ということをある程度考えておかれるか、依頼される時によく聞かれてください。


当店でも、「お手入れ」の相談をよくいただきます。


電話や店頭で加工賃だけお尋ねされる方が多いのですが、


シミの状況を見せて頂いたうえで、どこまできれいにしたいかということをお伝え下さると、内容や加工賃をご説明させていただけます。


この初めの確認がきちんとできていないと、「思った通りに出来上がらない」ということになります。


確認がトラブルを防ぐ大事なポイントでもありますね。


Tag: きものお手入れ

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